4年ぶりの日光東照宮「春の例大祭・流鏑馬」 コロナ禍前の活気に戻る

 日光東照宮では17日、「春の例大祭」が開催され多くの見物客が訪れ、コロナ禍前の活気に戻りつつあります。

 勇壮な伝統武芸とそれに応じる歓声。活気が戻ってきました。

 日光東照宮では17日、表参道で走る馬の上から的をめがけて矢を射る、流鏑馬が4年ぶりに行われました。コロナは感染症法上の5類に移行しましたが、日光東照宮では感染防止対策として「流鏑馬」は一部の神事を行わず、時間を短縮したということです。

 鎌倉時代の武士と同じような装束に身を包んだ8人の射手は、約240メートルの馬場を馬とともに疾走しながら威勢のいい声を上げ、3つの的をめがけて次々と矢を放ちました。矢が的に当たるたびに、沿道に詰めかけた観客から大きな拍手と歓声が沸き起こっていました。

 18日は、日光東照宮にまつられる徳川家康のひつぎを、静岡県の久能山から日光に移した時の行列を再現したとされる「百物揃千人武者行列」が行われます。

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