「もっと止まれる栃木県」テレビCMなどで啓発

 2018年に信号機のない横断歩道の車の一時停止率が全国でワースト1位になった栃木県。汚名返上に向けた取り組みを進め、停止率は徐々に改善してきましたがドライバーに、さらに止まる意識を高めてもらおうと、第5弾となる啓発動画が完成しました。

 第5弾となる新しい啓発動画は30秒の長さで交通安全をテーマにした架空のカルタ大会を通じて「信号機のない横断歩道で車の一時停止」を呼びかける内容です。

 県警や県交通安全協会などは今回からキャッチフレーズを、これまでの「止まってくれない栃木県」から「もっと止まれる栃木県」と前向きなメッセージに変えて啓発活動を進めます。

 栃木県は2018年に日本自動車連盟・JAFが行った信号機のない横断歩道における車が一時停止をする割合の調査で0.9%と全国ワースト1位になりました。これを受けて県警などが啓発活動や取り締まりを行ったところ去年は過去最高の44.9%にまで改善し2年連続で全国平均を上回りました。

 県警察本部の佐藤雅人交通部長は「まだ半分以上が止まっていない状況。前向きなメッセージを発信し一時停止率の向上に努める」とコメントしています。

 新しい啓発動画は県警のホームページなどで公開されるほかとちぎテレビでも放送されます。

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