盗撮目的、女子トイレ侵入 水筒に自身の体液も 千葉・市川五中元教諭、起訴内容認める 

千葉地裁

 盗撮目的で中学校の女子トイレに侵入したなどとして、建造物侵入と器物損壊の罪に問われた千葉県市川市立第五中学校の元教諭、兼村豪被告(35)=東京都清瀬市=の初公判が17日、千葉地裁(土倉健太裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、2月7日午前7時半ごろ、同校の女子トイレに盗撮目的で侵入したとされる。さらに同校で2人の水筒に自身の体液を入れたとされている。

 検察側は冒頭陳述で「被告は自身の性欲を満たすために勤務先の中学校で犯行に及んだ」と指摘した。

 県教委によると、被告は2021年春ごろから今年2月、同校で複数の女子トイレの天井に、火災報知機に似せた小型カメラを設置して盗撮しており、3月に懲戒免職となった。

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