電動ボードを危険運転の疑い 飲酒で書類送検、全国初か

警視庁が押収した電動キックボード=18日午前、警視庁目黒署

 酒を飲んだ状態で運転していた電動キックボードが横転し、同乗の30代女性に重傷を負わせたとして、警視庁目黒署は18日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、東京都目黒区の男性会社員(26)を書類送検した。警視庁によると、電動ボードの事故で、飲酒による危険運転致傷容疑での立件は全国初とみられる。

 署によると、2人は事故当日に飲酒。男性は「酒を飲んで楽しくなって運転してしまった」と容疑を認めている。署は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 書類送検容疑は2月12日午後9時25分ごろ、目黒区の都道で電動ボードを飲酒運転し横転。同乗の女性に5週間のけがを負わせた疑い。

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