『ワンピース』ヒグマに再び強キャラ説浮上「神の騎士団」の正体はシャンクスか、フィガーランド家か?

最終章に突入し、激動する世界をこれまでにないスピード感で描いている『ONE PIECE』(ワンピース)。蒔かれた種が実り、収穫の時期を迎えたかのように、初期から張られてきた数多くの伏線が回収されはじめたことで驚きの内容が連続し、ツイッターでは毎話更新ごとに関連キーワードが複数トレンド入りする盛り上がりを見せています。

5月15日(月)発売の週刊少年ジャンプ24号に掲載された『ONE PIECE』(ワンピース)1083話の内容も例に漏れず、衝撃の新事実・新情報がいくつも飛び出しネットを騒然とさせている様子。そんな中で、またしても“東の海”(イーストブルー)の山賊・ヒグマが注目を浴びる事態に……!?

※記事の性質上、本編の内容に触れています。

やはりヒグマは超大物!?ラスボス級の敵はシャンクスかヒグマか、それとも…

ツイッターでもトレンドになった“兵糧攻め”について話す革命軍の面々。なるほどそんな思惑が……と納得し噛み砕く間もなく飛び出した新たなキーワードが「神の騎士団」。その団員であろう9名ほどのシルエットも公開されました。

DVD『ONE PIECE Eternal Log “EAST BLUE" 』 より

彼らが何者なのかと議論が巻き起こるなか、中心に立つ人物のシルエットに注目が。これが「シャンクスに見える」派と「ヒグマに見える」派に分かれているようです。

2mはあろうスッと背の高い立ち姿、身体を覆うマントの丈感、剣の形やさし方、そしてこの立ち位置、まさに赤髪海賊団を率いるシャンクスそのものに見える気がします。が、実はヒグマも足首まであるガウンを羽織り、シャンクスのグリフォンにも似た西洋式の剣を腰にさしていて、シルエットにすると確かに意外と似ている……!(笑)

ヒグマといえば、第1話に登場したキャラクター。800万ベリーの賞金でイキり倒し、子ども相手にムキになるという彼の“小物感”がかえってシャンクスの余裕とかっこよさを強調し、ルフィが改めて「シャンクスのような海賊になりたい」と憧れを強めるきっかけを作ったキーキャラともいえます。

そしてシャンクス、ルフィともに四皇となり両者の強さが名実ともに世界トップクラスとなった今、「シャンクス相手に煙幕で逃げたの実はめっちゃ強いのでは?」「56人殺したって56皇殺しってこと!?」「のちに四皇になるルフィを殺しかけたの強者すぎ」「ヒノキズの男ってヒグマなんじゃ……」など、かませ犬だったヒグマの株も急上昇し、実はめちゃくちゃ強キャラ説が浮上中。

というわけで今回のヒグマが「神の騎士団」メンバー説も、冗談半分ながら有り得なくもない気がしてくる……。さすがに「神の騎士団」ではないにしても、過去のキャラクターがさまざまな形で再登場を果たす本作、シャンクス、ルフィとの因縁を考えても、ヒグマはまたどこかで登場する可能性を思わずにはいられないキャラの一人です。

シャンクス、麦わらの一味クローン説も?フィガーランド家との関係はいかに

また、そのほかの予想として「神の騎士団」中心人物が「シャンクスの双子」「シャンクスのクローン」説を推している読者も少なくないよう。シャンクスはまだまだ謎の多い人物ですが、この説が確かであれば彼が五老星と謁見できる身分であることや、その際に目の傷が描かれていなかったと言われる理由も説明がつきそう。

さらに、「神の騎士団」のシルエットが9名ぶん描かれていることから、「神の騎士団」はルフィ以外の「麦わらの一味のクローン」なのではという声もあるようです。

そんな「神の騎士団」は他にも、“神の天敵”と呼ばれた“Dの一族”と対の存在となり得そうなことや、『ONE PIECE FILM RED』内で五老星の口から飛び出した「フィガーランド家」とも関わりがありそうなことなど、気になる点がいくつも挙げられます。いずれルフィたちと敵対するのではないかと考えられますが、世界政府の隠し兵器的存在っぽいことや仰々しい名前も相まって、その強さはかなりのものであろうことも想像に難くない。

海賊、革命軍、政府それぞれがどう絡んでいくのか今後のストーリー展開に期待しつつ、毎度読者の予想をはるかに超えていく『ONE PIECE』なので色々な可能性を考えてみたくなりますね。

(執筆:まりも)

© 株式会社マレ