個性豊かに「書道アート」 ダウン症児親の会が挑戦 書家から指導受け展示へ/岡山・津山市

ダウン症児親の会「あひるの会」のメンバーが14日、岡山県津山市小原の書家・山下虔華さんに教わりながら書道アートに挑戦した。作品は6月に開かれる山下さん主宰の書道展「理波展」で展示される。

同市総合福祉会館に24家族、きょうだいを含めて31人が集まった。11回目となる今回のテーマは「ぐるぐるいろは」。渦巻状に切られた大きな和紙が用意され、筆を手にした参加者は順番に「いろは歌」を一文字ずつしたためた。力強く大胆に書いたり、やさしいタッチで筆を運んだりと、個性豊かな文字が楽しそうに並ぶ大作を仕上げていった。

あひるの会は今年で結成35周年、理波展は30回目の節目を迎える。山下さんは「コロナ禍でなかなか集まることができなかったが、今年は小さな子どもたちも参加して楽しくできた。字に興味を持って積極的に書いてくれる子どもたちもいて、毎年みんなの成長を感じる」と話した。

書道展は6月17〜19日、同市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開催。山下さんの教室生の作とともに、”立体作品”にして出展する。

© 津山朝日新聞社