Googleの新AI「Bard」に『Jリーグで最も偉大なストライカー5名は?』と聞いてみた。

先日試験運用が開始されたGoogleの人工知能チャット「Bard」。ChatGPTやBing AIに続き、世界的なサービスに成長することが期待されている。

今回はその「Bard」に「Jリーグで最も偉大なストライカー5名を教えてください」と聞いてみたぞ。

5位:高原直泰

所属したクラブ:ジュビロ磐田、浦和レッズ、清水エスパルス、東京ヴェルディなど

キャリア通算成績:587試合189ゴール

J1通算成績:253試合89ゴール

「Bard」がJリーグで最も偉大なストライカー5位に選んだのは、かつてジュビロ磐田で伝説的な「N-BOX」のシステムでエースを務めた高原直泰だった。エコノミークラス症候群によって代表でのキャリアは一部妨げられてしまったが、ドイツ・ブンデスリーガでもオリヴァー・カーンの無失点記録を止めるゴールを決めるなどインパクトを残した。

日本に戻ってからは浦和レッズや清水エスパルス、東京ヴェルディなどでプレーし、2016年からは沖縄SVを立ち上げて自ら選手兼監督兼オーナーとしてクラブを経営。コーヒー農園とサッカークラブという新しい形のビジネスを行い、日本のスポーツ界に一石を投じている。

「Bard」は「高原直泰:高原は、フィジカルと空中戦の強さで知られるストライカーでした。彼は、名古屋グランパスと清水エスパルスでプレーし、Jリーグで89ゴールを記録しました」と評価している。ただ名古屋グランパスには所属したことがない。

4位:前田遼一

所属したクラブ:ジュビロ磐田、FC東京、FC岐阜

キャリア通算成績:629試合211ゴール

J1通算成績:533試合188ゴール

「Bard」が4位にランクインさせたのが、高原直泰と同じくジュビロ磐田でプロデビューした前田遼一。アテネ五輪予選では山本昌邦監督にボランチ起用されたほどの技術を持ち、前線での巧みなポストプレーと得点力を武器に活躍した。

2007年に日本代表でも初出場すると、その後33試合で10ゴールを奪取。運悪くワールドカップには2010年大会も2014年大会も縁がなかったが、中心選手として長く活躍した。また「デスゴール伝説」や「大食い伝説」など様々なエピソードにも事欠かない選手でもあった。現在は日本代表コーチ。

「Bard」は「前田遼一:前田は、スピードとドリブルスキルで知られるストライカーでした。彼は、浦和レッズと広島サンフレッチェでプレーし、Jリーグで99ゴールを記録しました」と評している。所属クラブとプレースタイルがやや勘違いされているようだ。

3位:柳沢敦

所属したクラブ:鹿島アントラーズ、ベガルタ仙台、京都サンガFCなど

キャリア通算成績:521試合133ゴール

J1通算成績:470試合132ゴール

Jリーグの歴史上最もクレバーなストライカーだったと言える柳沢敦。「Bard」は彼を3位に選出した。高卒で鹿島アントラーズに加入し、Jリーグ初年度からゴールを量産。長く前線の要として活躍を続けた。

日本代表でもフィリップ・トルシエ体制とジーコ体制で主力となり、高原直泰や鈴木隆行とともに前線を構成。持ち前の飛び出しや動きの質を武器にワールドカップ2大会に出場。親善試合でイタリア代表相手に決めた伝説的ボレーは今も語り草である。

「Bard」は「柳沢敦:柳沢は、フィジカルと空中戦の強さで知られるストライカーでした。彼は、ガンバ大阪と横浜Fマリノスでプレーし、Jリーグで100ゴールを記録しました。」と書いている。全体的にいろいろと勘違いはあるようだ。

2位:三浦知良

所属したクラブ:ヴェルディ川崎、京都サンガFC、ヴィッセル神戸、横浜FCなど

キャリア通算成績:784試合218ゴール

J1通算成績:408試合170ゴール

「Bard」が2位に選出したのは、日本の「キングカズ」三浦知良だった。ブラジルへの留学で頭角を現し、Jリーグ創設に合わせて帰国。初年度のリーグMVPを獲得するなど目覚ましい活躍を見せ、それから56歳になる現在まで現役を続けている鉄人である。

日本代表としてもこれまで89試合に出場して55ゴールを奪取しており、リーグ戦以上に高い得点力を発揮した。ただワールドカップにだけは縁がなく、1994年は「ドーハの悲劇」で予選敗退、1998年は不調のために大会直前でメンバーから落ちている。

「Bard」は「三浦は、日本のサッカーの伝説であり、多くの人が史上最高のアジアの選手と見なしています。彼は、ヴェルディ川崎と横浜マリノスでプレーし、Jリーグで150ゴールを記録しました。」と伝えているが、横浜マリノスには所属したことがない。

1位:中山雅史

所属したクラブ:ジュビロ磐田、コンサドーレ札幌、アスルクラロ沼津

キャリア通算成績:539試合247ゴール

J1通算成績:492試合197ゴール

「ゴン」の愛称で知られる魂のストライカー。ヤマハ発動機サッカー部がジュビロ磐田となりJリーグに参戦、そして長くストライカーとして活躍。サルヴァトーレ・スキラッチや高原直泰とともにクラブの黄金期を導いた。

また日本代表でも53試合で21ゴールを決めており、1998年ワールドカップではジャマイカ戦で骨折を負いながらも得点を決めた。「W杯本大会で初めてゴールを決めた日本人選手」でもある。

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「Bard」は「中山雅史:中山は、J1リーグの歴代最多得点者であり、多くの人が史上最高の日本のストライカーと見なしています。彼は、コンサドーレ札幌とジュビロ磐田でプレーし、Jリーグで252ゴールを記録しました。」と伝えている。

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