【ワシントン共同】バイデン米大統領は「LGBT嫌悪に反対する国際デー」の17日に合わせて声明を出し、性的少数者の権利擁護に向けた決意を改めて強調した。「誰を愛し、どのように自認していようと、敬意をもって平等に扱われる権利がある」と訴えた。ホワイトハウスが発表した。
声明は、世界保健機関(WHO)が30年以上前の5月17日に同性愛を精神疾患の分類から外したと説明。LGBTの活動家らの働きかけで、多様性は社会の強みだと認識されるようになったと指摘した。
一方で、世界の60カ国以上が依然として同性愛を犯罪として扱い、米国内でもLGBTへの攻撃が増えていると懸念を表明した。