コブハクチョウ 赤ちゃん2羽人気 倉敷美観地区の川 4年ぶりに誕生

倉敷川の人気者になっているコブハクチョウの親子

 倉敷市美観地区を流れる倉敷川で、コブハクチョウの赤ちゃんが2羽誕生した。2019年以来4年ぶりで、親子で寄り添い泳ぐ愛らしい姿が観光客らの人気となっている。

 ひなは倉敷川で暮らすソラ(雄、16歳)とユメ(雌、同)の子ども。餌やりを担当する倉敷観光コンベンションビューロー(同市中央)の職員が3月下旬に卵を確認し、今月11日にふ化しているのを見つけた。

 2羽は灰色がかった産毛に包まれ、性別は不明。ユメの近くを寄り添うように泳いだり、背中に乗って“お散歩”を楽しんだりする様子を、観光客が写真や動画に収めている。

 友人2人と訪れた会社員女性(22)=笠岡市=は「もふもふしていてかわいい。最高の癒やし」と笑顔で話していた。

 同ビューローや市観光課はインスタグラムなどに動画を公開中。同課は「子育て中は気が立っているので、刺激を与えず、餌もやらずに成長を温かく見守って」としている。

寄り添って泳ぐひな

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