負傷兵2人来月受け入れ 防衛相、ウクライナ大使に

ウクライナのコルスンスキー駐日大使(左)と握手する浜田防衛相=18日、防衛省(同省提供)

 浜田靖一防衛相は18日、ウクライナのコルスンスキー駐日大使と防衛省で会談し、ウクライナ軍の負傷兵2人を東京都世田谷区の自衛隊中央病院で受け入れると表明した。防衛省によると、2人はともに20代の男性。ロシアとの戦闘でそれぞれ片脚と両脚を失った。6月中に来日し、リハビリ治療を受ける。

 自衛隊病院で外国軍の兵士を治療するのは初めて。先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前に、日本政府として従来より踏み込んだ支援姿勢を示す狙いがある。

 2人は民間機で来日予定。義足や車いすを使ったリハビリを1~2カ月実施し、入院や渡航にかかる費用220万~420万円は原則として日本政府が負担する。

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