北朝鮮住民ら子連れ亡命か 韓国、黄海上で越境

2011年、韓国・延坪島沖合の北方限界線付近を警戒する韓国軍の艦艇。奥は北朝鮮・黄海南道の陸地

 【ソウル共同】韓国紙の東亜日報は18日、家族連れを含む複数の北朝鮮住民が今月上旬、漁船に乗り、韓国が南北境界線と位置付ける黄海上の北方限界線(NLL)を越え韓国側に入ったと政府筋の話として報じた。子どももおり、漁船を発見した韓国軍に亡命の意思を伝えたという。

 韓国統一省は「調査中」として詳細を明らかにしていない。同紙によると、韓国軍が6日夜に漁船を発見、7日に一行を国内の施設に移送した。北朝鮮住民が家族単位で韓国に亡命するのは、明らかになっている限りでは2017年7月以来。

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