徳島県の後藤田正純知事（53）は18日、就任記者会見に臨んだ。「現場主義で、現場の声を聞きたい」と県政運営の抱負を語った。中長期的にはインバウンド（訪日客）需要の増加、直近の課題として新型コロナウイルス禍の後遺症や物価高への対応を挙げた。
4月の知事選で前知事を推薦した自民党会派が過半数を占める県議会との関係を巡り、同日開かれた県議会で「県政に対して過ぎた言動があった」と陳謝する場面があった。後藤田氏は記者会見で「これからについては、建設的な議論をして（県政に）臨んでいきたい」と強調した。2021年衆院選では自民党徳島県連が党本部に公認しないよう求める事態となった。
