カルガモの子育て始まる 鳥取・米子水鳥公園

鳥取県の米子水鳥公園で、今季初めて確認されたカルガモの親子=18日(米子水鳥公園提供)

 鳥取県米子市の「米子水鳥公園」で18日、カルガモのひなが今季初めて確認された。昨年より21日早く、観察を始めた2000年以降では20年と並んで最も早い。

 園によると、ひなは生まれて数日以内とみられる8羽で、時折親を追い越して泳ぎ回っていたという。草むらで虫を捕まえようと跳びはねる様子に、来園者は「かわいいねえ」と喜んでいた。

 今春は気温の高い日が多く、草の成長が早かったため、天敵に見つからず抱卵できる環境が早く整ったのではないかという。同園の桐原佳介統括指導員(49)は「園内はサギなどの天敵が多いが襲われずに大きく育って」と願った。

© 一般社団法人共同通信社