立民、性加害で法改正要請 自民幹部「趣旨は良いのでは」

会談に臨む自民党の高木国対委員長(右から2人目)と立憲民主党の安住国対委員長(同3人目)ら=18日午後、国会

 立憲民主党の安住淳国対委員長は18日、自民党の高木毅国対委員長と国会内で会談し、虐待の行為者を保護者に限定している児童虐待防止法の今国会での改正を要請した。高木氏は「党に持ち帰るが、趣旨は良いのではないか」と述べた。ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を踏まえた。

 安住氏は、現行法の保護者限定から適用範囲を「地位に基づく影響力を児童に対して有する者」に拡大すべきだなどと主張。「大改正ではなく、大事な部分のみの変更であれば、今国会で取り組める」と協力を求めた。

 高木氏は、会談後、記者団に「(安住氏の指摘は)確かにその通りだと思う」と語った。

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