みずほ、4000人分の業務削減 重点分野に3000人分を再配分

みずほフィナンシャルグループのロゴ=東京・大手町

 みずほフィナンシャルグループの木原正裕社長は18日、投資家向け説明会で、2023年度から25年度までの新中期経営計画について「4千人程度の業務を削減し、3千人分程度を重点領域に張っていく」と述べた。重点領域に個人の資産運用ビジネスや企業の脱炭素化支援などを挙げ、社員のリスキリング(学び直し)を加速させる。

 デジタル化や業務効率化などを進めることで達成するとしている。25年度の純利益は7千億円台半ばを目指す。

 木原氏は、対面での相談を必要としない顧客については「(傘下のみずほ証券が出資する)楽天証券やペイペイ証券に誘導することは十分にある」と述べ、すみ分けを図る考えを示した。

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