ドイツ銀行、100億円で和解 米富豪の性的虐待疑惑

 【ニューヨーク共同】少女に対する性的虐待罪に問われた米富豪ジェフリー・エプスタイン被告(勾留中の2019年に自殺)の性的搾取を助長したとして、被害女性らから訴えられたドイツ銀行が、7500万ドル(約103億円)の和解金を支払うことで合意したことが分かった。米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が17日、被害者側の話として報じた。

 被害女性らは、ドイツ銀が被告の口座にある金が性的搾取に利用されていると知りながら、5年にわたり取引を続けたと主張。ニューヨークの連邦地裁に昨年提訴した。関係者によると、ドイツ銀は和解の過程で不正行為の事実は認めなかったという。

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