台湾新幹線に「N700S」 日立と東芝、26年から納入

東海道新幹線の「N700S」

 日立製作所と東芝は18日、台湾高速鉄道(台湾新幹線)から新型の高速鉄道車両12編成(1編成12両)を受注したと発表した。東海道新幹線の最新車両「N700S」をベースにした車両を、2026年から順次納入する。受注金額は約1240億円。

 台湾高鉄は「700系」をベースにした車両「700T」を運行している。新型車両は最高時速300キロで営業運転し、停電時も自力で安全な場所まで走行できる機能を備える。日立と東芝は「さらに多くの人が環境に優しい移動手段として鉄道を選ぶことを期待している」とコメントした。

 台湾高鉄は3月、新型車両を日本企業連合から調達することを決めたと発表した。

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