“このママ友グループ苦手…”でも賢く付き合うママたちの処世術 #1「今どうなの?」

子どもを介してつながる「ママ友」は、離れたいなと思っても角が立つことを考えればなかなか動けず、ストレスの溜まるお付き合いになることも。

特に、グループができてしまうと輪から抜けるのはネガティブな関心を持たれそうで怖く、身動きが取れないという女性もいるかもしれません。

なるべく接触を減らしてやり過ごすにはどうすればいいのか、苦手なママ友グループとうまく付き合っている女性たちに聞いた実例をご紹介します。

「幼稚園からずっと同じメンバーで続けているグループLINE。

それぞれ子どもの組は違っても、担任の先生や学校の情報など、いろいろなやり取りができることは正直にありがたいと思います。

聞くだけじゃ悪いし、私も何かみんなの役に立つものを、とか考えるのもストレスではないのですよね。

でも、『◯◯さんの旦那さんって今どうなの?』などよその家庭の事情を暴露しあう内容が続くときもあって、『これだから年収の低い家ってイヤよね』みたいな流れになるのが嫌で、そんなときはひたすら黙ります。

結局、ほかの家庭を引っ張り出して自分たちが上だと実感したいだけの会話で、意味なんてないと感じます。

そうなったら『あ、◯◯が起きてきちゃった』と家族を理由にして対話から抜けて、関わりません。

私がこの手の会話になったらいなくなるのはみんな気がついていると思うけれど、そのほかの習い事などの情報は隠さず話すし、前向きな面で信頼を持ってもらえるほうが私には大切です。

下手に言葉を返すと私がこう言ったと周囲に話される可能性もあるし、取り合わないときも自分のためには大事かなと思います。

仲良しでいるためにネガティブな話題でも無理をして付き合うのは、友達とはいえないですよね」(36歳/金融)

いわゆるマウントを取るのが大好きなママ友たちの場合、話題に付き合うのもストレスだし、自分まで同じ種類の人間だと認識されるのもちょっとイヤですよね。

そんな話題になれば抜ける自分がどう思われるか、は確かに気になりますが、ほかの話題でしっかり関わる姿を見せておけば、関心をそらせるのではないでしょうか。

取り合わないことで何かあったときに自分は無関係でいられるので、こんな割り切りも自分のためといえます。

(ハピママ*/ 弘田 香)

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