日の入城への遊歩道整備 名立中生徒が地域貢献 花壇作りも 〝謙信〟から感謝

 名立区の名立中(網谷清志校長、生徒51人)は18日、シーサイドパーク名立(同区名立小泊)の整備活動を行った。隣接する日の入城への遊歩道を重点的に整備し、城跡を発信していきたい考えだ。
 同校による整備活動は令和3年度から、地域貢献活動として実施。地元のNPO法人「名立の100年後を創造する会」の協力を得て行っており、施設清掃や草刈り、花壇植栽などを行った。
 日の入城は戦国時代には春日山城の支城として使われた山城で、同公園から本丸跡まで約300メートルの遊歩道がある。今回の整備では道中にウッドチップを敷き詰めて歩きやすくした他、遊歩道をPRする花壇を作った。
 生徒会長の小林亜瑚さん(3年)は「みんなで協力することで、より良いシーサイドパークになる。本丸跡からの景色がいいので、ぜひ足を運んでもらいたい」と話した。

ウッドチップを敷き詰めた遊歩道を歩く武将隊メンバーと生徒たち

 春日山城の縁から、越後上越上杉おもてなし武将隊のメンバーが応援に訪れ、生徒と一緒に遊歩道を歩いた。上杉謙信役は「まさに義の心。日の入城も名立の方々が守ってくれている」と感謝の言葉を語った。

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