新型コロナの5類引き下げで「脱マスク」も進み、特に女性はマスクで隠れていた部分のお肌の状態やメークが気になるのではないでしょうか?ケアのポイントを美容の専門家に教わりました。
“マスクなし”も選べる今、悩みを解決すべく、愛媛県松山市内にある資生堂愛媛オフィスを訪ねました。
河野未来アナウンサー
「長く続いたマスク生活によって、肌の状態は今どういう状況なんですか?」
資生堂愛媛オフィス 三宅 寛子さん
「マスクの着脱によって乾燥したり、マスクで隠れていたことで表情が乏しくなって表情筋を動かさない、固くなることでたるみの悩みの声が多く寄せられています」
まず大切なのは、マスク生活で変わった肌の状態をきちんと知ることなのだそう。
そこで、無料のアプリを使って自分の顔を撮影すると…
河野アナ
「あら、61点と出ました。あんまり良くないですね…」
AI技術を使って今の肌状態を測定・分析し、どんなお手入れが必要かアドバイスを受けられます。
河野アナ
「普段から気を付けているつもりではあったんですけど、圧倒的にうるおいが足りていないんですね」
この結果も参考にケアを行うことで、悩みを減らせるといいます。
では、もう1つの悩みである、たるみの元、衰えた表情筋を鍛えるにはどうすれば良いのでしょう?
三宅 寛子さん
「リ・フ・ト・ア・ップというのを一文字ずつ10秒間キープしていくだけです」
河野アナ
「リフトアップをするために“リフトアップ”って言えばいいんですか!(やってみると…)結構しんどいですね。普段喋る仕事をしてるのでリフトアップには自信があったんですけど、ストレッチしてみると痛いということは衰えていたってことですね」
仕事や家事の合間など、気付いたときに気軽にできそうですね。
次は、口元やほほのメーク術。
三宅 寛子さん
「顔の印象がしっかり上がって見えますし、生き生きと血色が良くなりますので。目尻の骨のところに2本指を置いて、そこの下がチークの始まりの位置」
高い位置にチークを塗ることで、顔に集まる視線が自然と高くなり、リフトアップしたように見せることができます。
また、リップを塗るときにもひと工夫!コンシーラーを使って口周りの影を消します。それによって口角が上がったように見え、明るい表情に仕上がります。
ちょっとしたコツで顔の印象を変えられますよね。
資生堂によりますと、国がマスク着用を個人判断にする方針を示した今年3月のリップの売上は、愛媛を含む中四国エリアでも、前年同月比で約1.6倍にアップしたそうです。
さて、コロナ禍で眠っていた化粧品を久しぶりに使うという人もいるかもしれませんが、注意したいのは“使用期間”。
三宅 寛子さん
「商品を開けたときに色が変わっていないか、分離していないか、臭いがないか確認していただきたいです」
状態の変わった化粧品を使用すると「赤み」や「かゆみ」などの肌トラブルにつながる恐れもあるそうです。
また、これから夏にかけて紫外線対策も重要です。
三宅 寛子さん
「ガラス越しでも降り注ぐ紫外線量は強くなっているので、外に出る出ないに限らず、朝のお手入れには日焼け止めを塗ることをお願いしたいと思います」
こまめなお手入れと簡単エクササイズで、脱マスクの新たな日常を過ごしてくださいね。