昨年11月、埼玉県川口市の住宅に侵入し、住民にけがをさせた上に現金などが奪われ、実行役ら5人の男が逮捕された事件で、県警捜査1課と川口署は16日、住居侵入と強盗致傷の疑いで、共犯者で茨城県つくば市東丸山、会社員の男(23)を逮捕した。男は実行役とみられる。
逮捕容疑は数人と共謀し、昨年11月15日午前11時半ごろに川口市前上町の一般住宅に侵入し、住民の20代男性を粘着テープで椅子に縛り「無駄な抵抗はするなよ」などと脅迫。現金約500万円や通帳などを奪い、男性に頸椎(けいつい)捻挫など約1週間のけがを負わせた疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。
捜査1課によると、この事件の実行役は4人全員が逮捕された。
県警は、さらなる共犯者がいるとみて行方を捜すとともに、実態解明を進める。