海保の無人航空機が引き返し 通信系統に不具合

 国土交通省は18日、青森県の海上自衛隊八戸航空基地から北九州空港に向かっていた海上保安庁の大型無人航空機「シーガーディアン」が高知県沖を飛行中に通信系統に不具合を示す表示が出て引き返したと発表した。海保は先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の警備のため、北九州空港に臨時拠点を置いている。

 国交省と海保によると、無人機は16日正午ごろに八戸基地を離陸し、北九州空港に向け飛行。約9時間後に高知県の室戸岬上空で、地上と機体の通信系統に不具合との表示が出た。17日午前8時10分ごろ、八戸基地に着陸した。

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