KDDIは18日、通信大手インターネットイニシアティブ（IIJ）と資本業務提携したと発表した。筆頭株主のNTTから、発行済み株式の10％を512億円で取得する。通信料金値下げを受け携帯電話事業が伸び悩む中、法人向けのデジタル化支援をはじめとするITサービス分野で連携する狙い。
今回の株式取得で、KDDIの持ち分は10.9％となり、NTTグループに匹敵する大株主となる見込み。IIJは企業のITインフラの整備やセキュリティー対策などを幅広く手がけており、KDDIは通信サービスの相互利用や技術者の人事交流も進める。
