就職氷河期世代の正社員8万人増 政府目標は24年度に30万人

通勤する人たちが行き交うJR新橋駅前=昨年9月、東京都港区

 政府は18日、バブル崩壊により就職難となった就職氷河期世代の正規雇用者数が2022年には931万人で、19年に比べ8万人増えたと公表した。政府は20年度以降を集中的な支援期間と設定し、24年までに30万人増やすとしているが、依然として大きな差がある。新型コロナウイルス禍による雇用情勢の悪化が影響したためとしている。

 就職氷河期世代の中心層(22年時点で39~48歳)の正規、非正規雇用の動向などを分析、公表した。22年の非正規雇用者数は19年比1万人増の379万人。このうち、本人の希望に反して非正規で働いている人は39万人で、7万人減った。

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