【カンヌ共同】フランス南部で開催中の第76回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品されている映画「怪物」の記者会見が18日開かれた。是枝裕和監督は企画に途中から参加したと明かし「観客を巻き込みながら、実際にはそこには存在しない『怪物』を見てしまう物語がとても面白い。すぐに参加を決断した」と述べた。
「怪物」は子どもたちと学校を巡り、少しの認識の違いが生み出す断絶を描く物語。脚本を手がけた坂元裕二さんは「私たちが生きる上で見えていないものがある。それを理解するにはどうしたらよいのかという物語をずっと考えていた」と話した。
音楽は3月に死去した坂本龍一さんが担当した。