G7首脳、続々広島入り バイデン氏ら、厳重警備の中

広島空港に到着したカナダのトルドー首相=18日午後

 バイデン米大統領ら海外から訪れる先進7カ国(G7)首脳は18日、厳重な警備が敷かれる広島に続々と入った。あいにくの雨の中でも長旅の疲れを見せず一様に笑顔。19日のG7首脳会議(広島サミット)開幕前にはフランスのマクロン大統領が到着し、そろい踏みとなる。

 米軍岩国基地(山口県岩国市)に降り立ったバイデン氏は傘を手にし、待ち受けていたエマニュエル駐日米大使らの歓迎を受けた。大統領専用ヘリコプターで広島市に移動し、岸田文雄首相との会談に臨んだ。

 広島空港(広島県三原市)では、カナダのトルドー首相が専用機から出ると右手を大きく上げて白い歯を見せた。ドイツのショルツ首相と英国のスナク首相はそれぞれ妻を傘に入れ、連れ添ってタラップを下りた。G7メンバー、欧州連合(EU)のミシェル大統領も民間機で到着した。

 一足先に未明に到着したのはイタリアのメローニ首相。黒いコートに身を包み、広島空港で出迎えた関係者から花束を受け取った。(共同)

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