新型コロナウイルス定点調査、5月8~14日は1医療機関当たり4.30人 新潟県が報告数を初公表

 新潟県は5月18日、新型コロナウイルス感染症の定点調査の報告数を初めて発表した。8〜14日の1週間の実数は361人で、1医療機関当たり4.30人だった。前週の3.31人(参考値)から0.99人増えた。

 新型ウイルスの感染症法上の位置付けが8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行したことに伴い、全数調査を毎日発表する形から、定点調査を1週間ごとに発表する形に変わった。県内84医療機関で調査した。

 県内13保健所管内別では、新潟市が77人(定点当たり3.21人)、長岡65人(同5.00人)、上越29人(同3.63人)など。定点当たりでは糸魚川が12.67人と最も多かった。

 新潟市、新発田保健所管内の高齢者施設で1件ずつ集団感染が確認された。

 年代別では19歳以下の若い世代が4割を占めた。

 17日時点の確保病床の使用率は11.4%、重症者数はいなかった。

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