ハーランド獲得を諦めないペレス会長。カギを握る女性代理人

写真:実現すれば衝撃的な移籍となるが、今後の展開はどうなるか ©Getty Images

チャンピオンズリーグ準決勝でレアル・マドリードと激突し、2戦合計5-1という大差で勝利し決勝進出を決めたマンチェスター・シティ。エースストライカーのアーリング・ハーランドは1stレグ、2ndレグともにノーゴールに終わったものの、プレミアリーグでは歴代最多となるシーズン36ゴールを記録するなど、他を圧倒するパフォーマンスを見せている。

そんなハーランドに、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は今なお強い関心を示し、引き抜きを狙っているという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。

同メディアによると、カギを握っているのはハーランドの代理人を務めるラファエラ・ピミエンタ氏だという。ハーランドの代理人はもともと、ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン)らを顧客に抱えていたミーノ・ライオラ氏が務めていた。しかし2022年4月にライオラ氏が逝去したため、彼とともにエージェント会社を設立し、共同経営者だったピミエンタ氏が後を継いでいた。

彼女はレアル・マドリードの女子チームであるレアル・マドリード・フェメニーノにも多くの顧客を抱えている。ミサ・ロドリゲスやエステル・ゴンサレス、カルラ・カマーチョといった選手はすべてピミエンタ氏がレアル・マドリード・フェメニーノに移籍させており、ピミエンタ氏とレアル・マドリードの関係の深さがうかがえる。

加えて、レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われたCL準決勝1stレグにはピミエンタ氏の姿があったそうで、この事実についてマンチェスター・シティ側、とりわけジョゼップ・グアルディオラ監督が警戒心を強めているという。

ペレス会長は以前からハーランドに強い関心を示していたが、昨夏はキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)との交渉を優先させたため、ハーランドの獲得レースから撤退した。ハーランドはプレミアリーグ初挑戦ながら圧倒的なパフォーマンスを見せているが、その将来は今なお不透明なようだ。

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