ロシアの石油収入、40%超減 米報告書、上限価格設定で

ロシア極東ナホトカ近郊の原油ターミナルに停泊するタンカー=2022年8月(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米財務省は18日、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁として導入したロシア産石油への上限価格設定によって、ロシアの1~3月期の石油による収入が前年に比べて40%以上減少したとの報告書を公表した。

 先進7カ国(G7)などは2022年12月、ロシア産原油に上限価格を設定する制裁を導入。今年2月にはガソリンなどの石油製品にも上限を設定した。

 報告書によると、ウクライナに侵攻する以前、ロシアの予算に占める石油収入の割合は30~35%だったが、23年の予算では23%まで下がった。

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