【シンガポール】ドンキ、東部パヤレバの商業施設に新店舗[商業]

新店舗では日本の電車をテーマに据え、駅弁をイメージした弁当を販売する(PPIH提供)

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は18日、シンガポール東部パヤレバの商業施設「パヤレバ・クオーター(PLQ)モール」にアジア向けブランド「ドンドンドンキ」の新店舗を開業すると発表した。日本の電車をテーマに据えて駅弁を取りそろえる。

傘下のパン・パシフィック・リテールマネジメント(シンガポール)を通じ、パヤレバ・クオーター・モールの4階に6月1日にオープンする。売り場面積は約1,134平方メートルで、食品や総菜、飲料、酒、化粧品などを扱う。

日本各地で親しまれている駅弁を「おいしい弁当」と「最新技術を駆使した鉄道網」が融合した独自の文化と捉え、駅弁文化を体験してもらうことを目指す。磯部揚げとごぼうの天ぷらを副菜とし、焼き魚やうなぎのかば焼きなどの主菜が選べる弁当メニュー6種類をそろえる。

日本から直輸入した野菜を使いチーズやハムなどの具材を組み合わせたサンドイッチや、日本産果物を使ったフルーツサンドも提供する。屋台風の売り場とイートインスペースも設け、焼きそばやたこ焼きを販売して日本のお祭り気分を楽しんでもらう。

ドンドンドンキが手がける人気すし店「鮮選寿司」が監修したすしコーナーでは、生魚になじみがない客にも食べてもらいやすいようあぶりすしを多く提供する。店舗おすすめのにぎりずしなどをセットにしたオリジナルメニューも用意する。

パヤレバ・クオーター・モールは、都市高速鉄道(MRT)パヤレバ駅に直結する好立地にある。パヤレバ地区は再開発が進んでおり、将来的にさらなる発展が期待されている。

PPIHグループは、シンガポールでは5月18日時点で15店舗を展開。海外ではこのほか、米国65店舗、香港9店舗、タイ6店舗、マレーシア4店舗、台湾2店舗、マカオ1店舗をそれぞれ出店している。

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