土俵完成、熱闘待つ 21日、高校相撲金沢大会

土俵をたたいて固める稲井さん(右)=石川県卯辰山相撲場

 北國新聞創刊130年記念・第107回高校相撲金沢大会(北國新聞社など主催)を3日後に控えた18日、戦いの舞台となる石川県卯辰山相撲場の土俵が出来上がった。同相撲場は今月上旬に大規模改修を終えており、こけら落としの熱闘を待つばかりとなった。

 能登町新保の稲井信男さん(74)らが16日から3日間かけて作業した。約30年前から土俵づくりに携わる稲井さんは「崩れてけがをしないよう心を込めて土をたたき固めた。ピカピカの相撲場に負けない土俵ができた」と胸を張り、「はつらつとした相撲で地震に見舞われた奥能登に元気を与えてほしい」と願った。

 出場校は66校で、うち県勢は11校。21日は午前8時からの開会式後、予選1~3回戦、団体の優秀校決勝トーナメント、予選3回戦全勝者による個人トーナメントが行われる。

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