昨夏の世界陸上で男子100メートルの頂点に立った米国のフレッド・カーリー選手(28)が18日、横浜市立大綱小学校(同市港北区)を訪れて、6年生の児童123人と交流した。
体育館にさっそうと現れた身長191センチのカーリー選手は、児童らのハイタッチと歓声に出迎えられた。各クラスの子どもたちが、学んでいる持続可能な開発目標(SDGs)について発表すると、世界的スーパースターも聞き入っていた。
後半には校庭でカーリー選手が速く走るためのトレーニングを紹介。生徒4人と50メートルを全力で疾走すると、「背がめっちゃ高い」「一歩でかっ!」「筋肉やばっ!」などと感嘆の声が上がった。10メートルのハンディでカーリー選手から勝利を収めた男子児童(11)は「どんどん距離を詰められて緊張したが、良い思い出になった」とサインをもらった赤白帽を手に達成感をにじませた。