米債務上限問題の解決説明へ G7サミットでバイデン氏

米共和党のマッカーシー下院議長(ロイター=共同)

 バイデン米大統領は19日開幕の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で、各国首脳に対し、米連邦政府の債務上限問題を早期に解決させる考えを説明する。米政府高官が記者団に明らかにした。米国債がデフォルト(債務不履行)に陥れば米国の指導力が傷つくと強調し、債務上限の引き上げに応じるよう野党共和党への圧力を強める。

 債務上限問題を巡っては、無条件での上限引き上げを求めるバイデン氏に対して、共和党のマッカーシー下院議長らは歳出削減を条件とし、対立が続く。16日の会談でも合意できず、バイデン氏はサミット後に予定していたオーストラリアなどへの訪問を中止した。

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