千賀健永(Kis-My-Ft2)による初の個展【FiNGAiSM】がスタート「ファンのみなさんがいることでひとつの作品になる」

Kis-My-Ft2の千賀健永が、自身初となる個展【FiNGAiSM】を2023年5月19日より東京・表参道ヒルズ スペース オーにて開催。5月18日に同所にて本人登壇の会見が実施された。

本個展では、オリジナルキャラクター・FiNGAくんの立体造形や、iPadを使ったデジタルアートをベースとしたドローイング、キャンバス作品、オリジナルスニーカーなど全110点以上が展示されている。「1人で公の場に出ることがあまりないので…」と緊張した様子でメディアの前に登場した千賀だったが、「iPadで絵を描くことが多くて、小さな絵が何十倍もの大きな作品になっているのを見て、達成感と感動がありました。やっと命が宿ったような気持ちになりました」と、完成した会場を見て目を輝かせた。

コロナ禍で、元々好きだった絵を本格的に描き始めた千賀。個展の開催については、絵を描き始めたころから考えていたが、クオリティとの兼ね合いもあり自身から口に出すことは少なかったという。しかし、Kis-My-Ft2のメンバーからは、個展の開催を後押しされたとのことで「個展をやってほしいと、メンバーがテレビやメディアで話してくれたことから、この個展が実現したのでメンバーには感謝しています。みんな優しいので、メンバーが叶えたい夢があったら一生懸命背中を押してくれます」と、感謝の想いを述べた。

顔が指のような造形のFiNGAくんについては「Kis-My-Ft2は”キス”にかけた振り付けが多いので、その手の形からこの顔が生まれました」と、Kis-My-Ft2の振り付けから構想を得たという。そして、それぞれのFiNGAくんには性格があり「自分の性格もかなり投影しています。メンバーとのやり取りの中で生まれたシチュエーションを抜き取ったりもしているので、ファンの方は答えあわせができると思う」と話した。

会場内では写真や動画の撮影が可能な場所もあり「世界観に入り込んで、思い出を作って欲しい」としながら「FiNGAくんの世界の中にファンのみなさんがいて、ファンのみなさんがいることでひとつの作品になる」と、来場者あってこその作品であることをアピール。

また、展示されているスニーカーも、ポストミシンを使用し千賀自身が制作。スニーカーを制作する様子は、個展内の映像で確認することができ「(作ったと)嘘ついてると思われそうなので、映像を見て信じてもらいたいな(笑)」と笑顔で話した。スニーカーに興味を持ち始めたきかっけは、藤ヶ谷太輔が履いていたスニーカーから影響を受けたことだったが「自分で作ったというのは恥ずかしくて言えてないので、個展で見て欲しいです」と、藤ヶ谷にはあえて伝えていないことも照れながら明かした。

◎千賀健永 コメント
いよいよ開幕を迎えようとする今、期待と不安の気持ちが入り混じっています。こうして作品をご紹介するということは、自分の内側をさらけ出すこと。初めての個展ということもあって100%自信があるわけではないですし、そこに少なからず不安を感じているのかもしれません。
でも、これまで想像の世界で描いてきたことを昇華させてお披露目できる喜び、自分の夢の一つが叶ったことを幸せに思っています。さらにポジティブな面で言うと、作り上げる過程の中で何度か達成感を得られたことも事実です。
創作期間中は、日々、FiNGA君のことを考えていて、どんどん愛着が湧いてきました。今はまるで人格のある生き物のような、ペットのような存在になりつつあります。このキャラクターを、皆さんにも興味を持って、同じように可愛がっていただけたら嬉しいですね。

◎イベント情報
【千賀健永展『FiNGAiSM』】
2023年5月19日(金)~6月4日(日)
東京・表参道ヒルズ スペース オー

Photo by Kazuki Nagayama

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