石川佳純さん引退会見 全国の農家に感謝「おいしい農畜産物で頑張れた」

笑顔を見せながら引退を語る石川佳純さん(18日、東京都千代田区で)

JA全農所属で、卓球女子元日本代表の石川佳純さんは18日、東京都内で引退会見を開いた。石川さんは食への思いを語り、「体をつくる一番大切な、一番基本となる部分だ」と強調した。全国の農家へのメッセージとして「日本のおいしい農畜産物をたくさん食べて頑張ることができた」と感謝を語った。

石川さんは7歳から卓球を始め、五輪では2012年のロンドン大会から3大会連続でメダルを獲得。全農所属の選手として国産農畜産物のPRなどにも取り組んできた。

引退の理由については「自分自身やり切ったと思えたから」と説明した。

プロ生活では体調管理が大きな課題だったとし、「バランスの良い食事がどれだけ大切か学んできた」と語った。海外遠征では米と炊飯器を持参し、おにぎりを作っていたエピソードも紹介し「パワーを蓄えて試合に向かっていた」と話した。

選手生活を支えてくれた農家に向けて感謝を語り「これからもおいしいご飯をたくさん食べて、パワーをもらって新しい形で卓球界に恩返しをしていきたい」と意気込んだ。

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