エルサレムで右派系ユダヤ人行進 「アラブ人に死を」叫ぶ

東エルサレムの旧市街にあるイスラム教徒地区を練り歩く行進参加者=18日(共同)

 【エルサレム共同】エルサレムで18日、多数の右派系ユダヤ人らがイスラエル国旗を掲げて行進した。この日は、1967年の第3次中東戦争でイスラエルが東エルサレムを占領したことを記念する「エルサレムの日」。一部の参加者は「アラブ人に死を」と叫ぶなどヘイトスピーチを繰り返し、パレスチナ人への憎悪をむき出しにした。

 共同通信を含む多数の報道陣が取材していた撮影エリアに向け、石やペットボトルを投げ込む参加者もおり、少なくとも2人が頭部から出血、軽傷を負った。報道陣の中に多くのパレスチナ人がいたため、標的になったとみられる。

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