自民幹事長に前田氏 長崎県連、きょう決定見通し

 自民党県議団は18日、議員総会を開き、長崎県議会議長就任に伴い党県連幹事長を辞任する徳永達也氏(63)の後任として、前田哲也氏(59)=長崎市区、4期目=を内定した。持ち回りの常任総務会を経て19日にも決定する見通し。
 事前に幹事長経験者と県連執行部が協議し、前田氏を推挙する方針を確認。総会での内定は全会一致だった。
 県連執行部は6月4日の定期大会準備委員会に幹事長を含む新役員人事案を報告する。前田氏の幹事長任期は、徳永氏の残任期間である同24日の定期大会までだが、再任される見通し。幹事長の任期は1年だが、2年での交代が慣例となっている。
 幹事長ポストを巡っては、昨年春に当時の山本啓介氏(現参院議員)が国政挑戦のため辞任。関係者によると、徳永氏へ引き継ぐ際の協議で後任は「前田氏に内々定していた」という。
 今月10日の党県議団の会合で議長候補を徳永氏に一本化する際、幹事長と兼務すれば「議会での中立性が損なわれる」と懸念する意見が噴出。これを受け、徳永氏は11日の臨時会で議長に選出された後、12日に辞任願を提出していた。

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