G7広島サミットが19日開幕しました。
岸田総理は平和公園に到着すると、バイデン大統領ら各国の首脳それぞれをレッドカーペットで出迎えました。その後、岸田総理は最後に到着したバイデン大統領夫妻と首脳らの待つ原爆資料館に入り、およそ40分間にわたって、首脳がそろって資料館を視察しました。
正午過ぎ、首脳らは原爆慰霊碑にそろって花輪を手向けました。
核兵器国のアメリカ・イギリス・フランスの首脳が、そろって広島を訪れるのは初めてです。
岸田総理は、今回のサミットについて「核兵器のない世界に向け、『あのとき、流れが変わった』と言われるぐらいの大きなメッセージを発していきたい」と意欲を示しています。
岸田総理の案内で各国の首脳は原爆資料館を視察しました。その後、原爆慰霊碑に花輪を手向け、公園内に記念の植樹をしました。
原爆資料館では、亡くなった被爆者の遺品などを展示していますが、各国首脳がどういった展示を見たかは明らかにはされていません。
また、被爆者と会って、言葉を交わす機会があるのかも注目されています。