日光東照宮・春季例大祭 4年ぶりに千人武者行列

 日光東照宮では18日、市民らが武者などにふんして参道を練り歩く伝統行事「百物揃千人武者行列」が4年ぶりに行われました。

 「百物揃千人武者行列」は江戸時代に徳川家康の遺骨を静岡県の久能山から日光東照宮に移した際の行列を再現したものです。

 毎年、春と秋に行われてきましたが、新型コロナの影響で2020年から3年間中止となったため開催は4年ぶりです。

 例年は市民ら約1200人が参加してよろいかぶとの武者や、弓持ち、鉄砲持ちなどの格好をして約1キロの参道を練り歩いていましたが、今回は半分の500人程に縮小して行われました。それでも参道には大勢の観光客が詰めかけました。

 行列の最後には家康をまつった巨大な神輿が登場し、訪れた人たちは家内安全など願いを込めてさい銭を投げ入れたり写真に収めるなどして4年ぶりに行われた華やかな時代絵巻を楽しんでいました。

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