広島サミット 米・バイデン大統領 平和公園に到着 史上初 G7首脳 全員がそろう

G7広島サミットが始まりました。各国の首脳は、広島市の平和公園を訪問しています。

田村友里 アナウンサー
広島市の平和公園です。朝から本降りの雨でしたが、今は小降りになっています。G7サミットの舞台は初めて被爆地・広島となりました。現在、各国の首脳は被爆者の遺品などを展示している原爆資料館を視察しています。

今回のサミットを「核兵器のない世界に向けて、『あのとき、流れが変わった』と言われるぐらいの大きなメッセージを発していきたい」と意欲を示していた岸田総理は、各国の首脳を出迎えました。

小林康秀 キャスター
「核兵器保有国のイギリスの首相として、この地に降り立ったイギリスのスナク首相、夫人とともに今、赤いカーペット歩いて、岸田総理のもとに…」

中根夕希キャスター
「ジョルジャ・メローニ首相ですけれども、2022年10月に首相に就任されました。イタリア初の女性首相となります」

小林キャスター
「核保有国のフランスの大統領として初めて、マクロン大統領が平和公園に到着しました。今、岸田総理と握手を交わしているところです」

中根キャスター
「バイデン大統領が平和公園に到着しました。アメリカの現職の大統領としては、2人目となります」

アメリカの現職大統領が被爆地・広島を訪問するのは、2016年のオバマ元大統領以来です。核保有国のイギリス・フランスの首脳が広島を訪れるのは初めてです。

広島からは、「原爆の投下が何をもたらしたのか」…。つまり、被爆の実相について、核保有国を首脳に知ってほしいという声があがっていました。このあと、各国の首脳はそろって原爆慰霊碑に献花します。また、そろって植樹もすることになっています。

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