日立系自動車部品、2億点で不正 21年公表から大幅拡大

 日立製作所子会社の自動車部品メーカー、日立Astemo(アステモ)は19日、検査の不実施やデータ改ざんなど新たな不正が確認されたと発表した。2021年12月にサスペンション部品約1千万点などで不正があったと発表していたが、約2億点に大幅に拡大する。

 不正が確認された期間は、前回発表の約20年間から約40年間に拡大。不正があった拠点も、山梨工場(山梨県南アルプス市)と福島工場(福島県桑折町)の2拠点から、秋田県や宮城県など他の国内工場や海外の工場に広がった。

 アステモのブリス・コッホ最高経営責任者(CEO)が19日午後3時から不正に関し、オンラインで説明会を開く。

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