インテル、理研が共同研究へ覚書 AIや量子コンピューター

3月、理化学研究所で報道公開された量子コンピューターの実機=埼玉県和光市

 米半導体大手インテルと理化学研究所は19日、量子コンピューター技術や人工知能(AI)の分野で共同研究を進めるため、覚書を結んだと発表した。双方の知見や技術力を生かし、幅広い分野で活用が期待される先端技術の研究を強化する。

 社会のデジタル化に伴い、「ディープラーニング(深層学習)」で大量のデータを解析する手法などが広がっている。共同研究では、この基盤となる技術の性能向上を目指す。インテルの半導体受託製造部門との連携による試作も実施する。

 量子コンピューターは新薬の開発や暗号などの分野で活用が見込まれ、理研は3月に国産初の計算機を稼働させた。

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