ラシュディ氏が襲撃後初、公の場 英作家、「復帰できてうれしい」

18日、米ニューヨークで会合に出席した英作家サルマン・ラシュディ氏(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】昨年8月、米東部ニューヨーク州で刃物で襲われ片目を失明した英作家サルマン・ラシュディ氏(75)が18日、米国のペンクラブ「ペン・アメリカ」の会合に出席、事件後、対面では初めて公の場に姿を見せた。

 米メディアによると、ニューヨーク市の自然史博物館で開かれたクラブの年次会合に予告無しに出席。「復帰できてうれしい」とあいさつし、参加者らは総立ちで拍手し歓迎した。ラシュディ氏は以前、同クラブの会長を務めていた。

 ラシュディ氏は昨年8月12日、文学イベントで講演する直前に男に切りつけられ重傷を負った。

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