【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は18日、ロシアの組織的なドーピング検査データ改ざん問題に関連し、モスクワの検査所から入手した保管データを基に調査した結果、これまで合計203人のロシア選手が処分を受けたと発表した。さらに182件が現在も調査中という。
WADAのバンカ委員長は「世界中のアスリートの公正さが確保されるよう、関与する全ての関係機関と追跡調査をしている」とコメントした。
WADAは2015年にロシア反ドーピング機関(RUSADA)を資格停止処分としたが、18年にモスクワ検査所の検査データ提供を条件に、RUSADAの資格停止処分を解除していた。