アバー・インフォメーション、リモートカメラ「PTC310UV2」発売。NDI丨HX対応へアップグレードが可能

アバー・インフォメーション株式会社は、NDI丨HX対応へのアップグレードが可能な、AI自動追尾リモートカメラ「PTC310UV2」を発売した。

PTC310UV2は、放送業界などでも使用できるプロ仕様のモデルでありながら、シンプルな接続と簡単な操作性が特徴のリモートカメラ。同機搭載のAI自動追尾機能では、「プレゼンターモード」「ゾーンモード」「ハイブリッドモード」という3つのモードの中から、利用シーンに合わせて最適なモードを選択し自動追尾撮影ができる。

プレゼンターモード

自由に動き回る追尾対象者を追尾し続ける。追尾するターゲット以外の人や物が邪魔になっても、カメラはターゲットの全身または上半身が画面のセンターに入るように、カメラを自動的に調整する

ゾーンモード

あらかじめ最大4つの撮影エリア(ゾーン)を作成して、プレゼンター(追尾対象者)の動きに合わせて、ゾーンごとにコンテンツを映し出す。

ハイブリッドモード

プレゼンターモードとゾーンモードを組み合わせで、発表者はより自由度の高いプレゼンテーションを実現する。ハイブリッドモードを使用すると、事前に設定したプリセットエリアにプレゼンターが入ると、自動的にゾーンモードがオンとなり、プリセットエリアから退出すると、プレゼンターモードへと自動的に切り替わる。

PTC310UV2は、NDI丨HX対応へのアップグレードが可能。アップグレードには、NDI丨HX対応のライセンスキーの購入が必要(ライセンスキーはカメラごとに別途必要)。

144倍ズーム(光学12倍×デジタル12倍)を搭載しており、細部までクリアに映し出すことができる。カメラのパン・チルト動作中でもズームできるため、コンテンツを強調したり撮影アングルを素早く変更できるという。

4K出力に対応し、超高精度な自動追尾を実現する。また、SONY製4K Exmor CMOSセンサーを搭載し、ハイクオリティの映像パフォーマンスを提供する。

同機に搭載されているAI機能が人物を自動で認識。高精度の処理機能を通じて、人物を数秒で簡単に検出するため、追尾対象を見逃すことはないとしている。リモコンのボタンひとつで追尾対象者の変更が可能。追尾対象者の選択・設定は、付属リモコンやWeb UIを使って簡単に設定できる。

主な仕様

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