ジョニー・デップ 7分間の拍手喝采に“男泣き” 両手を挙げ感謝の意 カンヌ国際映画祭

俳優ジョニー・デップ(59)が、カンヌ国際映画祭のオープニング作品となった自身の主演作の上映後、7分間のスタンディングオベーションを受け感激の涙を流したことが話題になっている。16日に新作『ジャンヌ・デュ・バリー』の上映会に出席し、元妻アンバー・ハードとの名誉毀損裁判後、初めて公の場に姿を現したジョニーは、観客の反応に感激したようだ。

バラエティがシェアした画像には、目から涙を拭いた後、両手を挙げ感謝の気持ちを示し、監督で共演者のマイウェンとハグをするジョニーの姿が捉えられている。同新作でジョニーはフランス国王ルイ15世役を、マイウェンはその相手役で労働者階級出身の後に公妾となったデュ・バリー夫人役を演じている。

元妻アンバーがドメスティック・バイオレンスの被害者として綴った記事を巡る名誉毀損裁判で論争を呼んでいたジョニーの主演作がオープニング作品となることを問題視する声が挙がっていたが、同映画祭のティエリー・フレモー総代表は、今週報道陣に対し、こう説明していた。「本当のところ、アメリカでジョニー・デップが何を代表しているのかは知りません。私達は映画を観るのです」「私の人生におけるルールはただ1つ。思考の自由、言論の自由、法に基づいた行動の自由です」「ですから、ジョニー・デップが映画出演を禁止されたり、その映画が禁止されていたら、私達はそれについて話しませんよ」

そして同新作でジョニーは「難しい役柄を素晴らしく演じあげた」と称賛、「この注目が集まった裁判に興味を持っていなかった人が世界にいたとしたら、それは私です。それが何についてかも知りません。私は俳優としてのジョニー・デップに興味を持っているのです」と続けた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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