G7首脳ら、広島資料館で記帳 「犠牲者を記憶」「過去学ぶ」

原爆資料館で記帳する(左から)ドイツのショルツ首相、英国のスナク首相、EUのフォンデアライエン欧州委員長=19日午前、広島市の平和記念公園

 先進7カ国(G7)首脳らが19日、広島市の原爆資料館で芳名帳に記帳した。核兵器を保有するフランスと英国の現職の首脳が記帳するのは初めて。フランス大統領府によると、マクロン大統領は「広島の犠牲者を記憶する義務に貢献し、平和に向けて行動することが私たちの責務だ」と記した。

 英国のスナク首相は原爆資料館を訪れて「深い感銘を受けた」とツイッターに投稿し「最も暗い瞬間を含め、過去から学ぶことが重要だ」と強調した。

 欧州連合(EU)筋によると、フォンデアライエン欧州委員長は「戦争の恐ろしい代償と、平和を守り維持する私たちの永遠の義務を強く思い起こさせる」と記帳した。

原爆資料館で記帳するフランスのマクロン大統領=19日午前、広島市の平和記念公園

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