アニメ業界の待遇改善目指し団体 都内で設立発表、人材育成へ

記者会見に参加した「日本アニメフィルム文化連盟」代表理事の植田益朗さん(中央)ら=19日、東京都豊島区

 アニメ業界で働く人の待遇改善や人材育成を目指す一般社団法人「日本アニメフィルム文化連盟」の設立発表会見が19日、東京都内で開かれた。代表理事のアニメプロデューサー植田益朗さんは「アニメは心を豊かにするコンテンツだが、制作現場は疲弊し、破綻寸前といっても過言ではない」と話し、「業界の発展のために、さまざまな事業を行っていきたい」と意気込んだ。

 同団体によると、設立は4月27日。近年の制作本数の増加で現場が多忙になり、ベテランから新人がきちんと技術を教えられていないなど、人材育成が難しくなっている。また低賃金のクリエーターも多いという。

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