宮崎の野生馬に当て逃げ疑い 鹿児島の男性、書類送検

 宮崎県串間市の都井岬に生息する国の天然記念物の野生馬「御崎馬」に当て逃げ事故を起こしたとして、串間署は19日、道交法違反(事故不申告)の疑いで鹿児島県の80代の無職男性を書類送検した。容疑を認めており「ぶつかった後、馬が歩いているから大丈夫だろうと思った」と話している。

 書類送検容疑は4月30日正午ごろ、串間市大納の県道で乗用車を運転中、御崎馬の雌1頭と衝突する事故を起こし、立ち去った疑い。馬は左後ろ足を骨折した。

 岬を管理する都井御崎牧組合によると、馬はギプスを付けられ、回復に向かっているという。

 串間署によると、男性は観光で都井岬を訪れ、孫1人が同乗していた。

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