鳥取、18歳以下医療費無償化へ 所得制限なしは全国初

 鳥取県は19日までに、全市町村で18歳以下の医療費を無償化する方針を明らかにした。県の提案に対し、全市町村が合意した。来年度からの導入を目指す。

 県によると、所得制限なく18歳以下の医療費を完全無償化するのは、全国の都道府県で初めて。東京23区などでは今年4月から高校生までの完全無償化を始めている。

 鳥取県ではこれまで18歳以下の患者負担額の上限を、1日当たり入院で1200円、通院で530円とし、残りを県と市町村が折半で負担していた。完全無償化になれば、県と市町村の負担分が約2億3千万円ずつ上乗せされる見込み。

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